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日本の法律の制度と整備の歴史と変遷

明治維新の際、江戸幕府が締結した条約に含まれていた治外法権の撤廃と関税自主権の回復を目指して、近代法整備を行うことになりました。
大陸法のフランスやドイツの法律を参考に整備が進められました。
特に、ヨーロッパでいうところの市民が不足している当時の社会状況において、いきなり議員内閣制を認めると、小党分立となり社会が不安定になることが懸念されました。
議会中心の政治の導入は近代化が停滞すると考えられ、ドイツを統一したプロシアをモデルにして憲法など主要な法律が制定されました。
議会に対する政府の力が強いことで、政府主導の近代化を推進する考え方に立っていました。
戦後になると、アメリカの影響を強く受けることになりました。
これまでの天皇主権から国民主権に変更され、これに伴い個人主義の法律制度に仕組みが変わりました。
人権保障を徹底するために、これまで相対的に弱い立場にあった裁判所の権限を強化しました。
裁判所は独自の規則制定権を持って自律性を確立し、行政事件も審査を行い、加えて違憲立法審査権を有するなど立法権に対しても目を光らせることができるようになりました。

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